君を忘れない

本日早朝、とても悲しい出来事がありました。
我が家の愛犬が死んでしまいました。
15年の生涯でした。

彼女(メスだったので)が我が家にやってきたのはうちの妹が幼稚園の時、
当時通っていた幼稚園で飼っていた犬が子供を産んだとの事で、
両親の承諾も得ずに妹が勝手に連れ帰ってきてしまい、また返すわけにいかなくなってしまって飼い始めたといういきさつです。
もちろん私も妹も大喜びでした。

名前はもらってきた張本人の妹が犬といったらポチとつけると言い張り、
絶対譲らない強情なガキを貫き通したので(笑)仕方なくポチになってしまいました。
でも今時犬に本当にポチと名付ける家はほとんどいないと思うので(笑)、
ある意味珍しい名前だったのではないかと思います。
家族それぞれ違った呼び名で呼んでいましたね。
私はポチ子、お母さんはポッちゃん、お父さんはポチ、妹は色々…。

ポチ子は我が家にやって来た当初は、その幼稚園の園児達にはきっとオモチャのように
毎日さわらりたりしていたのでしょう。
ストレスでかシッポの毛が抜けてしまっている状態でした。
雑種でしたが耳が垂れ、丸くてクリクリした目のかわいい顔の犬でした。

我が家にも慣れシッポの毛も生え、私や妹のいたずらやうっとうしくまとわりつくのを
相手しながらスクスクと育ってくれました。
今の家に引っ越してきてからは首輪に鎖はなくなり、庭を放し飼いにしていたので
いつも家の周りをウロウロしていました。

もともと中型犬だったらしく、わりと小さめで成長が止まり、何年たっても元気だったので歳をとった感が全然しない子でした。

去年の冬の始めあたりに何か変な物でも食べたのか、おなかを壊したらしく
死にそうなくらい元気がなくなってしまって病院へ駆け込んだという事があり、
それをきっかけに一応もう歳だし冬は寒くて可愛そうだからと玄関に彼女のベットを作り、
毎日そこで寝るようになりました。

毎日帰って玄関をあけるとポチ子がいて出迎えてくれて、出かける時は見送ってくれて
いました。私が夜中まで起きていて眠っているポチ子を見に行くと、いびきをかいて
グーグー寝ていて笑ってしまったりと、そこにいるだけで和ませてくれました。

それなのにここ最近急にエサを食べなくなってしまいました。
食べたと思っても吐いてしまってまた調子がおかしいようでした。
たまに散歩の途中で気絶したように倒れてしまったりもしていました。
病院に連れていってももう歳だしそういう事があってもおかしくないと言われ、
栄養剤を注射してもらいました。

昨日の事。
思い出してみればポチ子がいつもと違う行動をとっていました。
エサを食べてなく力が出ないからか、足腰が弱くなってきているからかで
歩くのもフラフラしていたのですが、庭で門の前に座りボーッと物思いにふけるかのように
外を眺めていたり、外にある自分の犬小屋の前に座っていたり、夏になるとよく涼をとるために穴を掘って座っていた縁の下にしばらくいたりと今まで過ごしていた場所を回っていたのです。今思うとポチ子はもうすぐ自分が死ぬと感じていて思い出の場所を回っていたのでしょうか…。自分が生きて過ごしてきた自分の居場所を。
そう思うと切なくて仕方ありません。

朝お父さんにポチ子が死にそうだと起こされて玄関に行った時は、
もう意識はなく助からないと思われる状態でお母さんと妹が泣きながら必死で
ポチ子の名前を呼んで体をさすっていました。
でもそのままポチ子は2度と動いてくれませんでした。

15年は犬にとっては長く生きた方だと思います。
寿命だったのでしょうか?
それとも病気だったのでしょうか?もっと早く医者に連れて行っていれば彼女は
まだまだ元気でいたのでしょうか?

15年という月日を共に過ごし、いつも変わらぬ場所で変わらぬ姿でいてくれた
その存在はもうありません。
ぽっかりと穴が開いてしまったようです。

彼女は我が家にきて果たして幸せだったのだろうか?
もっとあーしてやればよかった、こーしてやればよかったと後悔ばかりが
後から後から涙と一緒に出てきます。


もっと構ってあげればよかった。
もっといっぱい散歩にも連れていってあげればよかった。
もっと優しくしてあげればよかった。
もっと側にいてあげればよかった。

家族全員が見守る中で天国に行ってくれてよかった。
1人ぼっちで死んでいかなくてよかった。
それだけが唯一の救いです。

今までありがとう。
いつもそこにいてくれてありがとう。
これからも私達家族を見守っていてね。
苦しみのない世界でゆっくり眠ってください。

さようなら。
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by izooo | 2005-03-11 22:58
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